・一般質問(2項目)


・「羽村駅西口土地区画整理事業会計 補正予算(第3号)」に反対の討論


・「平成27年度 一般会計予算」に反対の意見開陳


・「平成27年度 羽村市福生都市計画事業・羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論


・「福生都市計画事業・羽村駅西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」に反対の討論

<一般質問>

1、イオンタウンの工事、出店にむけてどう対応するか

建設計画が明らかになったイオンタウンをめぐり、さまざまな課題について問います。ちょうど1年前に、周辺道路対策として信号、狭い道、車の流れなどについて、市の先回りした対策を伺いました。1年が経過して、どう対策が進んだのかを伺います。また、イオンができて、以前からあった店舗の売り上げが大きく落ち込んでしまった、つぶれてしまった、となっては困ります。どう共存共栄をはかるのか、などについても伺います。

(1)イオンタウン予定地周辺の交通対策について、どのような対応をすすめているか?(信号、狭い道対策、車の流れ、入出店箇所など)

(市長)
◆市では、昨年12月に事前協議書を受理する以前から、イオンタウン株式会社に対し、交通量及び交通導線の実地調査に基づく、来店車両の円滑な誘導対策や違法駐車対策、道路の拡幅、右左折帯(うさせつたい)の設置、周辺交差点の改良などについて、申し入れを行ってまいりました。また、大規模商業施設を出店する際、事業者は、事前に道路管理者や交通管理者など関係機関と協議することが義務付けられておりますので、現在、周辺交差点の改良、道路の拡幅、信号機、横断歩道、右左折帯(うさせつたい)の設置などについて、関係機関と十分な協議を行い、万全の対策が図られるよう進めているところであります。

(2)イオンタウンへの要望活動はなされたか。どのような内容だったか?

(市長)
◆1点目でお答えいたしました交通対策をはじめ、羽村市のまちづくりへの配慮と協力、地域との対話、地域貢献できる商業施設の計画、市民・団体・事業者等と連携した産業振興、環境への配慮等、都市環境や自然環境など、近隣の生活環境への影響を抑制していくための対策を講じるよう、事業者に働きかけを続けており、今後、改めて文書による要望を行ってまいります。なお、環境影響評価調査計画書に対する羽村市からの意見書については、既に提出しております。

(3)出店に向けた具体的スケジュールはどのように示されているか?

(市長)
◆現在、環境影響評価法に基づく法定手続きが進められておりますが、今後、大規模小売店舗立地法に基づく法定手続きや、道路管理者や交通管理者との交通協議を経て建築設計を行い、平成28年5月に工事着手、平成29年4月に工事完了、平成29年5月にオープン予定とされております。

(4)工事における周辺対策はどのようにとられるのか?

(市長)
◆工事にあたっては、周辺住民の皆様の不安を払拭していくため、説明会等の場を設置し、適時適切に開催されることを求めております。また、工事期間中においては、歩行者、自転車等の安全に最大限配慮され、特に、工事の適正な施工計画により、通勤通学時間帯での搬出入の制限、一時待機を含めた生活道路での駐停車禁止、出入口への交通誘導員の配置、騒音・振動等の防止など、市民生活の安全安心を確保するための措置を講じるよう働きかけております。
◆さらに、市内産業との共存共栄を図るため、大規模商業施設の建設工事、資機材調達、運送業務等について、市内事業者の活用を図られるよう申し入れているところであります。

(5)出店内容は、市内店舗との共存共栄、青少年への影響などを十分に考慮し、羽村市全体として魅力的な商業環境が実現できるものが理想的だと考えるが、市の考えはどうか?

(市長)
◆現時点においては、テナントの構成や市内事業者の出店条件など、イオンタウン株式会社から出店に係る内容は示されておりませんが、市内商業環境に与える影響は大きいものと認識しております。市ではこれまでも、イオンタウン株式会社に対し、市内事業者との共存共栄、周辺環境への配慮、青少年に与える影響を十分考慮することなどを求めてきており、今後も、羽村市商工会などと連携し、様々な調整を図ってまいります。

(6)深夜におよぶ営業は周辺環境への悪影響が懸念されるが、市の考えはどうか?

(市長)
◆深夜におよぶ営業に係る周辺環境への影響といたしましては、商品等の搬入搬出時の騒音などが想定されますが、出店に関しましては、大規模小売店舗の立地に伴う交通渋滞や騒音等、周辺の生活環境への影響を緩和し、大規模商業施設と地域社会との融和を図ることを目的とした、「大規模小売店舗立地法」の対象となりますので、法に基づき必要な手続きを進めてまいります。



2、4年間を振り返って、あらためて問います

これまで質問をおこなってきたさまざまな課題について、あらためて問います。

(1)小中学校で実施されている二学期制は、授業時数をふやす、学校改革の契機にするなど導入当初の目的は薄れ、部活の大会とテストが重なる、夏休み前に成績がでないため、勉強面でも、生活のメリハリの面でも難しさがあるなど、デメリットも浮き彫りとなってきている。武蔵村山市は三学期制に戻すことを決断した。羽村市でも見直しが必要ではないか?

(教育長)
◆羽村市では、多摩地区において先進的に2学期制を導入して参りましたが、その目的は、「ゆとりある教育活動の展開ができること」、「学校改革に向けた活力ある取組につながること」です。
◆小中学校ともに学校行事や長期休業日等のあり方をあらためて見直し、精選、改善を図り、標準授業時数以上の授業時数を確保し、長い期間で目標達成に向けて学習を進めることができるようになったこと、個々の学習に応じたきめ細かい指導と評価を行えるようになったことを評価しています。
◆2学期制の検証につきましては、平成22年3月に行っていますが、そこから5年を経過していることから、来年度、検証委員会を設置し、これまでの2学期制における成果と取組上の課題を整理し、さらなる教育活動の充実につながるようにしてまいります。

(2)経済的に苦しい家庭の子どもが高校、大学などに進学する際に、保護者が借金をした場合にその利子を市が負担するという「入学資金利子補給制度」は、経済的に苦しい世帯の子どもの進学に十分に役立っているとは言えない現状にある。経済的格差が拡大し、貧困の連鎖に警鐘が鳴らされる中、高校、大学、専門学校などへの進学に際し、より援助を強める奨学金制度をもうけるべきではないか?

(教育長)
◆「入学資金融資制度」は、高等学校や大学などに入学する際の準備資金として融資する制度であり、金融機関に対してかかる利子や、保証機関の保証料を全額補助するものであります。この制度は、専門学校や大学等への入学についても対象として拡大し、入学資金の準備金として、一時的に必要な多額な金額を無利子で貸し付けを受けられることで、保護者の経済的負担の軽減が図られるものであります。また、高等学校進学のための授業料については、就学支援金制度や授業料軽減助成金制度等が充実していますので、新たに奨学金制度を設ける考えはありません。
◆なお、引き続き、入学資金融資制度をより多くの方に活用していただくため広く周知していくとともに、保護者にとってよりよい制度を利用していただけるよう、他の奨学金制度についてもお知らせしていきます。

(3)羽村市は周辺の市と比べて生活保護の基準が低く、受給者の暮らしはきびしいものがある。上下水道料金の減免制度を復活させるべきではないか?

(市長)
◆生活保護世帯に対する水道及び下水道使用料の基本料金については、羽村市福祉施策審議会からの答申を受け、市として、平成19年4月に廃止したものであります。

(4)羽村駅西口土地区画整理事業には、依然として多くの市民が反対の声をあげ続けている。予算の面でも当初計画から大きくふくらむことが明白になった。街づくりをしっかりと進めるためにも、この事業を抜本的に見直すべきではないか?

(市長)
◆基礎自治体としての都市基盤整備事業は、安全・安心なまちづくりを根幹とし、活力ある経済社会の維持・発展、美しく良好な環境の保全と創造、多様性ある地域の形成など、将来に向けて継続、継承していく事業であります。羽村駅西口土地区画整理事業は、このような視点から、安全、便利で快適な都市を目指す既成市街地の再編整備事業として、将来の羽村市の発展を見据え取り組んでいるものであります。このことから、これまでの鈴木議員の一般質問にもお答えしているとおり、事業推進にあたっては、確実な財政計画のもと、今後も関係権利者の皆様のご理解をいただきながら、着実な事業の進展を図っていく考えであります。

「羽村駅西口土地区画整理事業会計 補正予算(第3号)に反対の討論」

◆本補正予算には、平成27年度から29年度までの3年間で、19億1880万円の税金をつかって事業をすすめる「債務負担行為」を設定する内容が含まれており、賛成できません。

◆平成15年の事業開始から11年が経過し、まちづくりの設計図の決定、事業計画の変更と手続きは進んできましたが、そのプロセスは、住民の納得・合意・協力という街づくりで一番大事な「前提」を得ることができず、それらを置き去りにして進めてきたプロセスでした。

◆第二次換地案にたいする意見書は312人から提出されましたが、そのうち採択されたのはわずか47人分でした。東京都・都市計画審議会での事業計画変更にたいする意見書は912通・539人から、すべてが反対の内容で提出されましたが、こちらは全て不採択となりました。これほど多くの反対・見直しの声があるのに決定できてしまうという、しくみに問題があるとも言えますが、これからいよいよ工事が始まれば、多くの住民の納得・合意・協力が得られていないという「事実」が、事業の進展に大きな「壁」となって立ちはだかることになります。

◆また、現在の事業計画は、市もこの通りに進んでいくとは全く考えていない、いわば暫定計画です。お金の面からも、住民の協力を得ながら工事を進めなければいけないという面からも、事業期間は大きく伸びることになるでしょう。それにともなって予算総額も大きく膨らむ事になるでしょう。

◆来年度・27年度に事業計画を見直すことになっているわけですから、債務負担の設定などせず、本当に、現在の計画で街づくりが進めていけるのか、それとも、抜本的に見直しが必要なのか、市民に意見を聞きながら、立ち止まって考える好機とすべきだと考えます。

◆2年半前に埼玉県鶴ヶ島市の一本松土地区画整理事業を視察しました。住宅が多く建つ市街地で区画整理事業を始めたが、事業はなかなか進まず、抜本的な見直しをすることにしていました。区画整理によって街づくりをすすめる地域と、現在の道路を広げて街づくりをすすめる地域を区分けし、その結果、当初計画と比べ、移転家屋は7割減、予算は5割減になりました。また、70年かかると見込まれていた期間は10年で完成する見通しになったとのことでした。昨年の鶴ヶ島市議会の議事録を読んでみると、見直しから4年たって、住民の協力を得ながら、進捗率は91%にまで進んでいる。さらに、藤金地区という市内の他の区画整理事業でも、同様の手法で現実的な計画に見直しをしていこう、との議論がされていました。この柔軟さは大変参考になると思います。

◆羽村駅西口でも、現在の道路を生かした街づくり計画に見直す事が、最良の解決策だということを主張して、本補正予算に反対の討論といたします。

「平成27年度 一般会計予算に反対の意見開陳」

◆今回の予算は前年比プラス10億1千万円、218億9千万円という過去最大規模となりました。ただし、歳入を見ると、その内訳は、少々複雑な様相を呈しています。

◆市税収入が約3.2億円増える一方で、不交付団体になることで、普通交付税は約マイナス3.8億円になっています。地方消費税交付金が約5.6億円増える一方で、臨時財政対策債の発行ができなくなり、マイナス6億円になっています。

◆結局、前年比プラス10億円といっても、基金の繰り入れが約3億円増え、国庫支出金など2.4億円、都支出金などが約2.1億円増えたということなどに過ぎません。また、国・都からのお金のうち最ものびたものは土木費国庫補助金1.9億円です。

◆交付税をめぐる制度の矛盾と、地方消費税が増えることによって地方の自立性が高まるという説明の不確かさが如実にあらわれた予算になっていると思います。国に対して、制度の改善などをしっかり働きかけていく必要があると思います。

◆こうした中ですが、歳出を見てみると、市民ニーズに応えた施策の前進が見てとれます。認証保育所利用者に対する保育料負担軽減事業の実施、庁舎太陽光発電システムの設置とスマート交通システムの構築、羽村駅自由通路拡幅事業、市道202号線歩道設置工事、  などは評価できます。

◆その一方、認められない税金の使い方があります。羽村駅西口土地区画整理事業会計へ3億3585万7千円を繰出し、市民の合意が不十分な街づくり事業をすすめようとしていること、羽村駅西口土地区画整理事業権利者の会へ補助金30万円を交付しようとしていることは問題があります。現在の道路を極力生かしたまちづくり計画に見直すことを求めます。そうすれば、福祉、くらし、教育、環境など市民ニーズに応えたさらなる施策の充実につながることを指摘したいと思います。

◆以上、市民ニーズに応じた評価できる施策の前進がある一方、認められない税金の使い方が含まれており、本予算には賛成できません。以上です。

「平成27年度 羽村市・福生都市計画事業・羽村駅西口土地区画整理事業会計予算」に反対の討論をおこないます。

◆本会計予算は、一般会計から3億3585万7千円を繰り入れ、多くの市民から反対の声が上がり続けている羽村駅西口土地区画整理事業をすすめようとするものです。

◆具体的には、先日の予算特別委員会での質疑で明らかになりましたが、羽村大橋拡幅工事にともなう建物3棟の移転、しらうめ保育園の移転にともなう工作物の移転、また、道路築造工事などをおこなう予定になっています。

◆羽村大橋の拡幅と新奥多摩街道への接続は必要な工事だと考えますが、これらは都道の整備ですから、東京都の予算をつかって、東京都がおこなうべき工事です。多くの市民が反対する区画整理事業と一体ですすめることは道理がありません。

◆また、しらうめ保育園の園舎を大きな地震に耐えられ、より多くの子どもを預かれるものに建て替えることも必要だと考えますが、こちらも、区画整理事業と一体ですすめることには何の必然性もありません。

◆来年度は、事業計画を見直し、事業期間、年度ごとの予算を再設定する予定となっています。正直に計画をたてれば、かなりの長期間にわたる、また、370億円をはるかに超える予算がかかる事業になる事が明らかになるでしょう。

◆市民の合意を置き去りにして進めてきた事業のありかたを再検討する好機が訪れています。現在の道路を生かした街づくり計画への大本からの転換が必要なことを主張して、本予算に反対の討論とします。

「福生都市計画事業・羽村駅西口土地区画整理事業に関する業務委託契約について」 に反対の討論をおこないます。

◆本議案は、平成27年から29年の3年間、19億1880万円をつかって、多くの市民が反対の声を上げ続けている羽村駅西口土地区画整理事業をすすめるための業務委託契約をむすぶ内容であり、賛成できません。

◆来年度は事業計画を見直し、期間、予算を再設定する予定とされています。これを市民の合意を置き去りにして進めてきた事業のありかたを再検討する好機とすべきで、むこう3年間の事業推進を前提にした契約はむすぶべきではありません。

◆現在の道路を生かした街づくり計画への見直しを求めて、反対の討論といたします。