羽村民報 No.666 2003.6.29

羽村駅西口の整備は区画整理でなく
自然や歴史いかしたまちづくりを

羽村市6月定例議会で高橋美枝子議員は羽村駅西口の整備について一般質問しました。質問の要約や問題点などお知らせします。
@平成14年度までに羽村駅西口地区整備のために取得した土地の面積と、羽村駅西口整備基金の現在高はいくらあるでしょうか。と質問。答弁は次の通りです。
   西口整備に使える土地   14,049平方メートル
   羽村駅西口整備基金現在高 14億4995万5000円
A東京都都市計画審議会は、この事業計画について異例の付帯意見をつけ、賛成も反対も不採択としました。住民との円滑な関係が「事業を行なってよい」との前提になりますが、羽村市は、その前提が達成していると判断しているのでしょうか。
  「反対の会の方々と話し合いが持てるようにしていく」との市長答弁ですが、都計審後、話し合いは1度ももたれていません。事業計画決定すべきではありません。
B神奈川県川崎市は計画していた地下鉄の事業費が一般会計予算の8割にもなることから、市民アンケートを行い、反対が多いなら、この計画を取りやめるつもりだという報道がありました。羽村駅西口地区区画整理事業の総事業費は355億円で、これは一般会計予算の1.8倍以上です。市長は、市民にその内容を全面的に明らかにし、市民に是非を問う必要があると思いますが、と質問。
 市長は、「本事業の是非を市民に問うことは考えていない」と答弁。 
C羽村駅西口区画整理事業については、多くの地元住民が反対をしています。
 横浜市は、住民の反対の意見を受け入れ新横浜駅南部地区土地区画整理事業撤廃を決めました。 面積は約37haで、1994年都市計画決定、1997年事業計画決定、土地区画整理審議会も開かれましたが、住民の合意が得られず撤廃したものです。
 羽村市も、強行しようとしても住民の協力は得られないし、財政的にも破綻するでしょう。白紙撤回を決意すべきだと思いますが、と市長の見解を問いました。
 「去る4月16日付けで事業計画の決定の公告をした。今後は事業の円滑な推進を図る。白紙撤回する考えはない」と市長は答弁。
D羽村駅西口地区の整備は、コンクリートの広い道路、用途地域を変更して高い建物ばかりの、どこにでもあるまちにするのではなく、この地域の特徴である多摩川などの自然、玉川上水などの歴史や環境をいかした街並みとし、必要な道路の整備は買収方式で住民に財政的負担をかけずに行ない、羽村駅西口のエレベーター・エスカレーターは早期に実施し、人の流れを優先した駅前広場として整備すべき。と質問。
 市長は「現在、駅前道路に面している方が駅前広場の用地買収によって、今までの環境と大きく変わることになり、土地を提供した方としなかった方と受益の不公平さが大きく現れる。提案は受け入れられない」などと答弁。土地のタダ取り、清算金、換地などで大勢の地元住民に犠牲を押し付けることを無視した発言でした。
羽村駅西口地域の整備計画について
◎3.7haの整備計画(1975年)は西地区整備計画調査報告書(1980年)により白紙に  「西地区は、既に下水道が完備し、河岸段丘の傾斜地には良好な樹林が残存しているので、既存の道路を尊重し、大幅な変更をしない、自然環境の保全を前提として、修復的整備を行なうことがもっともふさわしい。」との調査報告書により取りやめ。【1ha(ヘクタール)は10,000u(平方メートル)】
◎16.7haの区画整理事業は地元住民の反対で断念 1983年に出された「区画整理事業計画案」に多数の住民が反対。186名の陳情、世話人32人の陳情、さらに238人の3回にわたる議会への陳情や、反対多数のアンケートの結果、取りやめに。
◎今回の42.4haの羽村駅西口区画整理事業 地元住民の賛否もとらず、参加者も覚えがないような席での「(区画整理方式など)3点合意」づくりや、説明会での「大方の賛同があった」ということで強引にすすめられてきました。住民の反対の声を市政に届けましょう。

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